” Bar Basil ” ではランタンを飾っている
無論実用上問題はない
十分に手入れはしてある
冬限定で灯りをともす
周りの間接照明に合わせ灯りは控えめだ
照らすと言うよりはムードランプとして一役買っている
西部劇などの映画に出てくるハリケーンランタンだ
名前の如くハリケーンでも消えないぐらい風に強いと言う
構造は至って簡単
灯油を芯で吸い上げ燃やす仕組み
シンプルでいい
ポンピングなどしなくてもいいので手軽だ
風に強い理由は炎がガラスとフレームでガードされているから
もっと詳しく言うとフレームの内部は空気が通る空洞になっている
芯が燃えることにより空気が温められ上へと上る
逆に冷たい新しい空気がフレームを通してタンクの中へと入ってくる
安定して燃える訳だ
Basil では、燃料は灯油とパラフィンオイルの混合燃料を使用している
匂いを和らげる為と煤防止 さらには単価を下げる為だ
室内で灯油だけではどうしても喉が痛くなる上に匂いが気になる
またパラフィンオイルだけではどうしても高くついてしまう・・・
悩むところだ
ランタンは気が向いたときに灯す
必ずしも毎日ではない
主に雨の日や寒い日が多い
音もなく静かに灯る炎
BGMや会話の邪魔にならないのがいい
ボーっと見ているだけでも落ち着く
今夜もきっと冷えることだろう
冷え切った体を暖めることは出来ないが
ランタンの灯りは少しでも心を暖めることが出来るだろう・・・
しんみりとした夜
小さな灯りが心を癒してくれる